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社員全員が感謝の気持ちを忘れないための仕組みを構築すべし

社員全員が感謝の気持ちを忘れないための仕組みを構築すべし

★ポイント
・役に立っていることがわかると、人は素直に感謝の気持ちを抱けるようになります
・何より効果的なのは、経営者自身が直接従業員に「ありがとう」と言うべし

縦の感謝と横の感謝

人間の感謝の基本は、親や子供に対する「縦の感謝」と配偶者に対する「横の感謝」ではないかと思います。産まれてきたこと、産まれてきてくれたこと、一途で純粋無垢な行動に対する言葉では表現しきれない感謝が、親子における縦の感謝です。これは、理屈抜きの信頼関係を基礎にしています。一方、配偶者に対する横の感謝は、この人のためになら死んでもいいと思える愛を基礎においた感謝だと思います。家族の中で素直に感謝することが出来ない又は受け入れることが出来ない人がいる方(父を許せていない方など)には、どこか感謝の形が歪んでいるように感じることがあります。

よく言われることですが、「最初の給料で親へプレゼントをする」や「1年に1度は妻に花をプレゼントする」などは、人間の心の中に感謝の土壌をつくる上でとても大切な事だと思います。

感謝の気持ちを忘れないための仕組み作り

まずは上記を参考に、従業員それぞれが感謝することや、感謝されることへの喜びを実感した上で、それぞれの心の中に感謝の土壌の基礎を根付かせて下さい。

その上で、お客さんや外注先さん、又は社内の従業員からの感謝の手紙やメールなどを、大々的に従業員全員に回覧及び社内掲示されてみてはいかがでしょうか。このことは、感謝について会社が重要視しているという無言のメッセージにもなりますし、何より形あるもので感謝が表現されると、こちらこそ感謝しないといけないと気付かされることにもなります。

更には、これら感謝の言葉を積極的に頂戴するために、「お役に立っていますか?」というようなアンケートをとってみるのもいいでしょう。役に立っていることがわかると、人は素直に感謝の気持ちを抱けるようになります。

最後にとっておきの「社員全員が感謝の気持ちを忘れないための仕組み作り」としては、「経営者が率先して従業員に感謝を表現する」ことです。「予定より早めに仕上げてくれてありがとう、これで後の段取りがたてやすくなったよ」、「君がいつもこの仕事をミス無くしてくれるから、本当に助かっているよ」など、普段心に思っていることをはっきりと言葉に出して表してみて下さい。何年かすれば、その会社には感謝の風土が根付き、結果として顧客サービスが改善され業績にも貢献することでしょう。 

2012.12.1執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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